太陽光発電システム関連の会社を調査
帝国データバンクが、信用調査報告書ファイル「CCR」(160万社収録、2014年6月末時点)などをもとに抽出した「太陽光発電システム販売・施工」を行っている5665社について調査を行った。
調査対象は売上状況、損益状況、年商規模・従業員数別、都道府県別であり集計・分析だ。なお、同様の調査は今回が初となる。
震災後のエネルギー問題などを受けて、太陽光発電システム業界の市場拡大が進んでいる。また政府が導入した再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」によってさらに強まった。
しかし現時点では、設備認定施設の未稼働問題など制度面の問題点も目立ってきた。
(画像はプレスリリースより)
全国に関連企業があることが判明
2013年度の「増収」企業比率は2276社、直近3年間で最高をとなった。2013年度の「黒字」企業比率は2335社で同じく最高を記録した。
年商規模別では「年商10億円未満」が7割(3998社、70.6%)。従業員数別では「10人未満」(2414社、42.6%)がトップとなるなど、その多くが中小企業であることが判明した。
都道府県別では「東京都」が611社でトップ。2位は「大阪府」、3位は「愛知県」となったのだが、特定の地域には偏っておらず全国にある。
▼外部リンク
「太陽光発電システム販売・施工」5665社の経営実態調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/