5月の建設工事出来高は3兆4,352億円
国土交通省は7月17日、平成26年5月分の「建設総合統計」を公表した。統計によると5月の建設工事出来高は、前年同月比3.7%増の3兆4,352億円だった。
内訳では民間工事が、前年同月比0.5%増の2兆1,341億円。アベノミクスで第二の矢とされている公共工事は、前年同月比9.4%増の1兆3,011億円だった。
民間工事では居住用建築が1兆7,711億円と最も多いが、前年同月比では1.47%減少している。
一方、公共工事では土木工事が最も多く、前年同月比7.6%増の4兆497億円だった。前年同月比で、最も伸び率が高かったのは居住用建築。21.6%増の、478億円となっている。
(画像は、建設総合統計(平成26年5月分)より)
地域別では、関東地方の出来高が1兆1,819億円
地域別の建設工事出来高をみると、東北地方が前年同月比26.7%増と最も伸び率が高く、4,390億円だった。
この他、四国地方が前年同月比9.9%増の901億円。近畿地方が前年同月比5.7%増の4,505億円。中国地方が前年同月比5.6%増の1,766億円。
中部地方が前年同月比4.5%の4,000億円。九州・沖縄地方が前年同月比1.6%増の3,570億円となっている。
一方で、前年同月よりも出来高が減少したのは6.7%マイナスだった北海道の1,705億円、5.8%減の北陸地方1,696億円、前年同月比1.0%減の関東地方1兆1,819億円。
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000465.html