7月9日(水)、札幌市手稲区で札幌工業高校建築科2年生73名と引率教諭6人を招いて、岩田地崎建設が施工中の「市街地再開発事業」の現場見学会を開催しました。平成4年から毎年開催されているこの見学会は、今年で22回目を迎え若年者の建設業への入職促進を目的としています。
今回は、深刻化する建設業の人材確保のため、単なる見学会にとどまらず、新たな試みを実施。専門工とび・土工、型枠、鉄筋、左官4業種がブースを設置、それぞれの仕事の役割や作業の実際を紹介するなどより実践的な内容となりました。参加した高校生は作業を説明する熟練工の話に熱心に耳を傾け、現場は熱気に包まれました。
見学会で中屋敷左官工業の社長さんは、プロジェクターを使ってビデオを見せながら「まず、みなさんに質問です。左官という仕事知っている人~!」と仕事の説明を始めました。
続けて「現場に出る前に訓練学校で基礎から学べるんですよ」と高校生の不安を取り除き、昔と違って技術の習得も時間がかからないこと、将来に展望が持てる職業であることを優しく丁寧に高校生に語りかけていました。
ここ数年、建設業の景気回復が、「3K」の代名詞とされてきた建設業のイメージを大きく変えようとしています。ある建設業関係者のブログには、「新たな「3K」は『感動』『感謝』『貢献』の意味合いで、『キツイ』『キタナイ』『キケン』という悪いイメージではありません。」とコメントしていますが、これからの時代はそれが一般的になるかもしれません。
▼外部リンク
札幌建設業協会
http://www.sakkenkyo.jp/article-1818.html
中屋敷左官工業サイト
http://ameblo.jp/nakayashiki-sakan/