ベトナムの石炭火力発電所向け
東芝は、7月17日、ビンタン4石炭火力発電所向けの蒸気タービン発電設備2基を、EPC契約者である斗山重工業と三菱商事のコンソーシアムから受注したことを発表した。
ベトナムでは、現在、発電容量の約40%を水力発電に依存しており、天候に左右されない石炭火力発電所を中心に、新規発電所の建設が進められているという。
(画像は東芝のホームページ)
受注概要
今回受注した設備は、600MWの超臨界蒸気タービンおよびタービン発電機だ。
同発電所は、現在ベトナム電力公社がベトナムのビントゥアン省に建設中で、2017年から順次運転を開始する予定。一方受注した設備は、2015年から順次納入していく計画である。
なお、東芝はこれまでもベトナムにおいて蒸気タービン発電設備の受注・納入実績があり、高い技術力と機器信頼性が評価されたものだと位置づけている。
新興国の経済発展に貢献
ベトナムでは、今後電力需要の拡大が見込まれ、ベトナム政府でも石炭火力発電所を中心に新規発電所の建設を推進している。
東芝は、今後も新興国地域において、安定的な電源供給に取り組み、地域の経済発展に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
東芝・プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_07/pr_j1701.htm