世界最大級の地熱発電プロジェクト
東芝は、7月16日、インドネシア北スマトラ州で建設・運営される世界最大級のインドネシア・サルーラ地熱IPPプロジェクトにおける発電所向けに発電設備を受注したことを発表した。
インドネシアは地熱資源国としては世界第2位だが、地熱発電の活用は約1,300メガワットに留まっており、インドネシア政府では、電力エネルギー源の分散化の一環として、2025年までに約12,000メガワットまで地熱発電量を拡大させることをめざしているという。
(画像はプレスリリースより)
受注概要
このプロジェクトは、北スマトラ州サルーラ地区に、出力合計330メガワットの地熱発電所を建設するもので、伊藤忠商事、インドネシアのメドコ・パワー・インドネシア社らの共同出資会社であるサルーラ・オペレーションズ社が開発事業者となり、現代建設がEPC契約を受注している。
東芝が今回受注したのは、発電設備の主要機器である60メガワット地熱蒸気タービン・発電機3セットで、2015年7月よりEPC契約者である現代建設に順次納入していく計画だ。
低炭素社会の実現へ
東芝では、地熱蒸気タービン・発電設備の納入において、世界トップシェアを占めている。
今後も高性能で信頼性の高い地熱発電設備を世界各地に提供しながら、環境にやさしいエネルギーの安定供給と低炭素社会の実現に向け、積極的に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
東芝・プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_07/pr_j1601.htm