高速鉄道でインドと日本の距離が縮まる

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高速鉄道でインドと日本の距離が縮まる

2014年07月15日 03:00

インドを縦断する弾丸列車

今月8日、インドのゴーダ鉄道相は「ムンバイとアーメダバード間で『弾丸列車』の建設を提案したい」「弾丸列車の実現は全インド人の夢だ」と述べた。そしてこれら高速化関連費として、今年度の国鉄予算案に、10億ルピー(17億円)を盛り込んだと発表した。

この高速鉄道建設を巡っては、2012年にシン首相(当時)と野田佳彦首相(当時)が「日本の新幹線システム採用を念頭に協議を進める」ことで合意。安倍政権に交代した昨年2月、政府はアーメダバードで「インド高速セミナー」を開催。

前政権から着実にバトンタッチ

さらに同年12月、JR東日本など鉄道事業者10社が出資する日本コンサルタンツを中心とする日本連合は、インドの最大都市ムンバイと西部の工業都市アーメダバードを結ぶ高速鉄道整備計画の事業化調査を受注している。

受注したのは、両都市を結ぶ約500キロメートル。費用は約6億円で、需要予測や概算事業費の算出、基本計画の策定などが盛り込まれている。最終報告は2015年7月までに取り纏められる予定。

(画像はプレスリリースより)

“新幹線”は夢の超特急

高速化には、ニューデリーやムンバイなど主要都市間を走る7路線が計画され、ムンバイ―アーメダバード間を初めに2020年までに4路線の事業化を目指す。

最優先で整備されるこの区間に、新幹線が導入されれば、特急で現在10時間かかるのが2時間程度に短縮される。インドのモディ首相は8月にも来日する予定で、安倍首相との会談で新幹線技術の輸出が重要議題となるだろう。

▼外部リンク

 

日本コンサルタンツ
http://www.jictransport.co.jp/

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