環境省の委託業務で調査開始
アミタホールディングスは、7月10日、同社の事業会社であるアミタが、環境省の委託業務である「平成26年度我が国循環産業海外展開事業化促進事業」に福岡県北九州市と共同で契約候補者として採択されたことを発表した。
マレーシアでは、リサイクル可能なものでも焼却しているケースが多いことから、高レベルなリサイクルノウハウをもつ、模範事業者が求められているのが現状だ。
なお、アミタでは、今回の採択によりマレーシア現地におけるリサイクル事業の「事業案件形成調査」を開始する予定である。
(画像はニュースリリースより)
事業概要
この事業は、日本の廃棄物処理・リサイクル分野で海外展開を計画する事業について、2014年7月から2015年3月までの期間中にその実現可能性を調査するものだ。
具体的には、排出事業者のニーズ、リサイクル製品ユーザーのニーズ、競合他社の動向等の現状を調べ、将来的顧客、現地政府、現地企業、国内関係団体等、現地事業を展開する上で必要なステークホルダーとの関係の構築に努めるとしている。
マレーシア事業許可取得へ
現在、マレーシア政府と現地企業との間では、指定廃棄物の最終処分について独占契約が結ばれているが、2015年に契約終了となる。
今後アミタは、この事業調査で環境省、北九州市等のサポートをもとに2015年内のマレーシア事業許可取得を目指していく。
▼外部リンク
アミタホールディングス・ニュースリリース
http://www.amita-hd.co.jp/news/140710.html?vp