福島県復興事業
丸紅は、7月10日、100%子会社である三峰川電力を通じて、福島県南会津郡下郷町(しもごうまち)において小水力発電所を建設、発電事業を行うことを発表した。
なお、この事業は、福島県の復興に向けた「福島県市民交流型再生可能エネルギー導入促進事業」として採択されたものである。
(画像は丸紅のホームページ)
新発電所概要
新発電所は、南会津郡内における東日本大震災後初めての小水力発電設備で、下郷町内の公有地や民有地を活用し、同町内を流れる阿賀川水系大沢川の流水を利用して建設される。
発電出力は175kW、年間発電量は一般家庭約300世帯の電力消費量に相当する約100万キロワット時を見込む。
なお、三峰川電力が事業主となり、2015年4月より商業運転を開始する予定で、発電した電力は、再生可能エネルギーの固定買取制度を活用し、完工後20年間売電していくという。
全国で再生可能エネルギーの創出
三峰川電力は、2006年以降、既に7カ所の小水力発電所運営を手掛けてきており、2020年までには、国内約30カ所の中・小水力発電所の開発を目指している。
これまでの経験やノウハウを生かし、地域に根差した小水力発電事業をすすめていくとともに、環境にやさしい再生可能エネルギーの創出に積極的に取り組むかまえだ。
▼外部リンク
丸紅・ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/00054.html