実験施設と中間実験棟を竣工
ミツカングループの実験施設及び中間実験棟が竣工した。中間実験棟は、新製品開発や既存製品をリニューアルするという場合に、小規模プラントでの実験をするための施設だ。
ミツカングループでは「本社地区再整備プロジェクト」を実施しているのだが、の実験施設と中間実験棟の竣工はその一環である。これまで実験施設は近隣4ヶ所に分散していたのだが1ヶ所に集約した。
(画像はプレスリリースより)
工場の景観も楽しむことができる
中間実験棟は半田運河の黒壁の蔵が立ち並ぶ景観を再現し、建物の一部に旧半田工場で使用されていた古材を再利用する。また屋根勾配や黒壁の下見板の造り、ミツカンマークと窓の位置なども旧半田工場の外観を再現している。そのため工場の外観については、市民や観光客にも楽しんでもらえると考えている。
半田運河両岸の景観は、明治時代からであり半田市の醸造の歴史を語る風景として景観形成重点地区に指定されている。
環境への取組としては日照時間が全国的に上位という立地を活かすために、屋上に太陽光温水パネルを設置している。その熱で温水を作り半田運河下のトンネルを通して、MIZKAN MUSEUMの空調に利用する予定だ。地窓と高窓を再現することによって、建物に取り入れた河川冷却風を高窓から排気できるようになるため、自然換気を作り出す。
▼外部リンク
ミツカングループ ニュースリリース
http://www.mizkan.co.jp/company/