ケイ酸リチウム系シラン混合型の製品
シー・エル・エーは、7月8日、コンクリート構造物の維持補修工事で使用する表面含浸材「コンクリートキーパー」を全国の代理店を通して販売することを発表した。
従来製品は、シラン系の含浸材あるいは、ケイ酸系の含浸材であり、両方の特性を生かした商品はなかったとされる。
(画像はプレスリリースより)
施工手間と施工単価が軽減される商品
コンクリート含浸材、ケイ酸リチウム系シラン混合型の「コンクリートキーパー」は、従来混ぜ合わせることが難しいとされていたケイ酸リチウム系とシラン系をミックスしたタイプである。
従い、ケイ酸塩系のアルカリ性付与やコンクリートの改質効果だけでなく、シラン系の撥水性やシール性など両方のメリットを兼ね備えているという。
しかも、従来2度塗り3度塗りしていたものを、1回の塗布で十分な効果が得られるため、工程と日数や人件費、材料費の面で、コスト削減につながるとし、非常にメリットの多い新商品だ。
最適な工法とは
「表面含浸材」には多くの製品がある一方、それぞれの製品の特長を理解しないまま施工に使ってしまうケースが多く見受けられるという。
なお、シー・エル・エーでは、年数を経過したコンクリート構造物(高速道路、橋梁、トンネルなど)の補修工事において、「コンクリートキーパー」のようなケイ酸リチウム系含浸材を使用することが最適な工法と位置づけている。
▼外部リンク
シー・エル・エー/プレスリリース(共同通信PRワイヤー)
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201407072042/
シー・エル・エー/ホームページ
http://www.cl-a.co.jp/