1989年の販売開始から24年間で
三菱重工業は、7月7日、主力機種である16気筒のディーゼルエンジンおよびガスエンジンの生産・販売累計で1万台を達成したことを発表した。
16気筒エンジンの製造拠点は、相模原地区本工場(相模原市中央区)で、24年前の1989年に販売を開始。同社では、今回の1万台達成について、高出力で燃費性能に優れる点などが高く評価されたものと位置付けている。
(画像はニュースリリースより)
16気筒エンジン概要
16気筒エンジンは、ディーゼルエンジンの「S16Rシリーズ」とガスエンジンの「GS16Rシリーズ」の2種で構成されている。
ディーゼルエンジンの開発では、当時ガスタービンエンジンが主流だった高速艇向けに、安価で性能のよい製品を投入した。その後、出力範囲、1,000~2,000kWをカバーするガスエンジンの開発により、ラインアップの充実を図ってきたという。
なお、現在は、S16Rシリーズについて発電・コージェネレーション市場向けに、新型ディーゼルエンジンの開発も手掛けているところだ。
積極的な営業展開
三菱重工業は、今回の達成を励みに、高性能エンジンのラインアップ拡充に努めていく。
また、国内外を問わず、さらなるシェア拡大に力を注ぐかまえだ。
▼外部リンク
三菱重工業・ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1407075544.html