現行法令では認められていないタンク導入の特例措置
経済産業省は2014年6月27日、産業競争力強化法に基づき、燃料電池フォークリフトに新しいタイプの水素タンクを搭載する新事業活動計画を認定した。
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産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」とは、企業ごとに規制の特例措置が適用される制度。新事業活動にあたって必要となる規制改革を政府に要望、政府が検討・協議を経て、特例措置の可否を判断する。
実証実験によって産業競争力の強化が期待される
2014年1月27日付けで株式会社豊田自動織機(愛知県刈谷市)が提出した「新事業活動計画」について、規制所管である経済産業省が検討。2014年4月24日に新たな規制の特例措置が創設された。
豊田自動織機は、水素と空気中の酸素を原料とする燃料電池フォークリフトに、従来使用しているものより搭載適性が高く低価格である、金属製の水素タンクを搭載する実証実験を行う。
この実験を行うことで、フォークリフトなど燃料電池を使用した産業車両に、すべて金属でできた水素タンクを、より早期に搭載することが可能となり、産業競争力の強化につながることが期待される。
▼外部リンク
経済産業省
産業競争力強化法に基づく新事業活動計画として、燃料電池フォークリフトに新しいタイプの水素タンクを搭載する計画を認定しました
http://www.meti.go.jp/press/2014/06/20140627006/