国交省がトンネル維持管理用ロボットを公募
国土交通省は7月3日、トンネル維持管理を目的とした次世代社会インフラ用ロボットの「現場検証対象技術」が決定したと公表した。国土交通省が公募していたもので、16件(10者)の応募があった。
「次世代社会インフラ用ロボット現場検証委員会 トンネル維持管理部会」が応募内容を検討した結果、16件を「現場検証対象技術」にすることを決定した。
今後は10月から実施される現場検証に向けて、具体化を進めていく。現場検証での評価は、来年1月に公表される予定だ。
応募内容の内訳は「近接目視の代替または支援」に関する技術が8件、「打音検査の代替または支援」に関する技術が8件だった。
(画像は、国土交通省の報道発表資料より)
インフラ整備のスピードアップにロボットを活用
国土交通省では、インフラ整備で必要なロボット技術の開発、現場への導入を進めている。
次世代社会インフラ用ロボットに求められる技術を明確化するために、次の5点を重点分野として定めた。
まず維持管理を目的とした「橋梁」、「トンネル」、「水中(ダム、河川)」の3分野。そして災害対応を目的とした「災害状況調査」と、「災害応急復旧」である。
ロボット技術の導入促進のため、民間企業や大学等にこれら5つの重点分野に関する技術を公募し、現場検証で実地評価を行った後、活用へとつなげていく方針だ。
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000113.html