農業の新しいかたち
日本GEは、7月2日、植物工場装置と野菜販売会社のみらいが、みやぎ復興パーク(宮城県多賀城市)内に人工光型植物工場を完成させたことを発表した。
この事業は、経済産業省による「IT融合による新産業創出のための研究開発事業」に採択されたものとし、全面的にLED照明を採用した植物工場としては世界最大規模で、1日約1万株のレタスが収穫できるという。
(画像はプレスリリースより)
新工場の特長
工場は、みやぎ復興パーク内にあり、施設の設計 ・施工などは鹿島建設が担当。新たな植物育成用LED照明の開発・製造は日本GEにより進められた。
みらいは、GEの照明部門および宮城県とのパートナーシップを通じ、消費電力を40%削減し、収穫量を50%増加させることができるLED照明を共同開発。
また、鹿島建設は従来よりも安くて品の高い多段式の栽培ラックシステムを提供することで、植物の生育に最適な環境づくりに貢献したという。
先端農業を東北から世界へ
今後、新植物工場はみらいが自社運営し、生産した野菜は地元のスーパーやレストラン等で販売する。
今回の実績をきっかけとして、3社は野菜の販売だけではなく、人工光型植物工場それ自体を積極的に海外へ輸出していくかまえだ。
▼外部リンク
日本GE・プレスリリース
http://www.genewscenter.com/Press-Releases/
みらい・ホームページ
http://miraigroup.jp/
鹿島建設・ホームページ
http://www.kajima.co.jp/