「次世代エネルギー技術実証事業」に選定
トヨタ自動車株式会社が、中部電力株式会社・東邦ガス株式会社と共同で応募した「工場排熱や発電電力を工業団地や地域で共有・有効活用するエネルギーシステム構築」の取り組みが、「次世代エネルギー技術実証事業」の補助対象に選定された。
「次世代エネルギー技術実証事業」は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」を補完する事業として設定。
(トヨタ自動車株式会社ウェブサイトより)
実証事業によってシステム技術を確立する
トヨタは「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」に取り組んできているのだが、地域の低炭素化と経済性向上による競争力強化や、制御技術によるエネルギーセキュリティ向上を目的とし推進していく。
マスタープランを昨年策定したのだが、排熱回収・蓄熱・熱輸送を用いた工業団地内でのエネルギー共有化と需給の最適化について有効性を確認。
今回の実証事業では、システム技術の確立と蓄熱物流の経済性を検証していくことにしている。
内容としては、工業団地内の効率的な熱共有システムの導入に関する技術実証や、蓄熱密度の高い「化学蓄熱」と既存の物流を組み合わせることによって、熱共有を実現する蓄熱物流マネジメントシステムの確立 などだ。
今後は実証事業開始に向けて、システムの構築を進めていく。それとともに、国内外への展開に向けた調査や検討も進めていく。
▼外部リンク
トヨタ自動車株式会社
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/3396815/
中部電力株式会社
http://www.chuden.co.jp
東邦ガス株式会社
http://www.tohogas.co.jp