経営統合後の大型受注
日立造船は、7月1日、紀南環境衛生施設事務組合向けの汚泥再生処理センター建設工事を受注し、同組合議会において本契約の締結が承認されたことを発表した。
なお、4月より「水処理・産業装置本部」を発足させ、旧アタカ大機が手がけていたし尿処理・上下水処理などの水処理事業や電解装置事業などをさらに拡大すべく事業展開しており、このプロジェクト受注は、旧アタカ大機が経営統合して最初の水処理施設における大型受注になるという。
(画像は日立造船のホームページ)
新施設概要
汚泥再生処理センターは、同組合が運営するし尿処理施設「南清園(120キロリットル/日、1985(昭和60)年竣工)」の老朽化にともなう新施設建設の建て替え工事で、和歌山県新宮市に新建設される。
新施設は、1日あたり、生し尿20キロリットルと浄化槽汚泥78キロリットル、あわせて98キロリットルを処理することが可能だ。
なお、受注金額は25億7,000万円(税抜き)で、2017(平成29)年3月の完成をめざす。
トップレベルの技術で社会に貢献
日立造船は、し尿処理施設・汚泥再生処理施設の合計で国内トップレベルとなる120件以上の実績があり、今回の受注では、全体配置計画および施設から排出される水質汚濁物質・大気汚染物質の低減などの技術点で、最も高く評価されたとしている。
これらのノウハウをいかし、これからも資源循環型の社会に寄与していくかまえだ。
▼外部リンク
日立造船・ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release/2014/07/001309.html