米国で炭素繊維生産設備を増強
三菱レイヨンは、6月30日、米国の100%子会社であるMitsubishi Rayon Carbon Fiber and Composites, Inc.(以下、MRCFAC社)において炭素繊維生産設備を増強することを発表した。
近年、炭素繊維は、クリーンエネルギーの製造・使用に直結する材料として注目されており、2020年に向けて更なる需要増加が期待されるという。
(画像は三菱レイヨンのホームページ)
生産能力倍増
三菱レイヨンでは、既存のサクラメント工場内に年間生産能力2,000トンの生産設備を増設。新設備稼働後の同工場年間生産能力は、4,000トンに倍増するという。
なお、2016年中頃に稼働を開始する予定だ。
北米中心に積極展開
世界の炭素繊維需要は、再生可能エネルギー用途、燃費向上や電気自動車の車体軽量化用途等の産業用途を中心に拡大中で、年率20%以上の伸びを示しているとされる。
三菱レイヨンは、北米を中心とする需要増大に対応する体制を強化するべく、MRCFAC社を高性能レギュラートウ炭素繊維の供給拠点とし、炭素繊維・複合材料事業を積極的に展開していくかまえだ。
▼外部リンク
三菱レイヨン・ニュース:2014年
http://www.mrc.co.jp/press/detail/20140630133609.html