白河葉ノ木平で災害公営住宅が着工
東日本大震災による大規模な地滑りで、13世帯が全壊し住民13人が犠牲となった白河市葉ノ木平に、災害公営住宅が今月末着工されます。建設予定地は、白河市葉ノ木平24番地。被害の現場となった六反山周辺となっています。
平成24年8月に白河市が策定した復興事業計画により、鉄筋コンクリート2階建ての住宅となります。敷地は、約2300平方メートルに2棟。1棟に8戸、全16戸を建設いたします。それに伴い、震災により辛うじて倒壊を免れた古い市営住宅は解体されました。
来年3月、葉ノ木平が元の姿を取り戻す
この建設と平行して、南町小田川2号線の道路整備も行われます。災害公営住宅及び道路整備を含む災害復旧事業の全体事業費は約2億9000万円。
さらに、白河市が復興計画に掲げた基本理念『安心で安全な暮らしの確保』の一環として、地滑り被災地跡に東日本大震災を記念し避難場所・防災機能を有した“震災復興記念公園”が造られます。
葉の木平地区の住民には、過去の教訓を生かし、新たな街づくりを目指す復興のシンボルになるはずです。住民の生活基盤となる災害公営住宅の完成は、来年3月27日の予定です。
▼外部リンク
白河市復興事業計画
http://www.pref.fukushima.lg.jp/