超臨界圧蒸気タービン発電機パッケージ3系列を受注
三菱重工業は、6月26日、豊田通商と共同で、エジプトの上エジプト発電公社(以下、UEEPC)から、南ヘルワン火力発電所向け出力65万kWの超臨界圧蒸気タービン発電機パッケージ3系列(計195万kW)を受注したことを発表した。
UEEPCは、エジプト電力持株会社傘下5つの発電会社の一つで、首都カイロを中心とした地域を広くカバー。三菱重工業と豊田通商はこれまでもエジプト国内の大型火力発電所案件を多数手掛けており、今回の受注は、これら実績と高い技術力が高く評価されたものだという。
(画像は三菱重工業のホームページ)
受注概要
今回の超臨界圧火力発電所は、エジプト最大級。天然ガスおよび重油を燃料とする高効率発電所で、UEEPCがカイロ南郊のナイル川沿いの都市ヘルワンに建設する。
蒸気タービン発電機パッケージは、蒸気タービン、発電機、復水器などとその付帯設備からなるもので、両社はこれら機器の製作・供給・据え付けから試運転までを一括して担当するという。
なお、2016年5月に現地着工、2018年2月から順次運転開始の予定で、運転開始後は、年率平均7~8%で増加するエジプトの電力需要に応えていく。
更なる事業展開へ
三菱重工業は、総合的なものづくり企業であり、豊田通商には数々の電力事業を手掛けてきた実績がある。
両社はこれからもエジプトを初めとするアフリカにおいて積極的に事業を展開し、経済発展に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
三菱重工業・ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/140626_2..html
豊田通商・ホームページ
http://www.toyota-tsusho.com/