将来性の高い市場を見据えて
丸紅は、6月25日、産業革新機構(以下、INCJ)と共同で、ポルトガルとブラジルの水事業に参画することを発表した。
ポルトガルでは、国内の水事業における民間への開放は現状では10%程度だが、今後自治体における民間委託を通じた更なる民営化が見込まれ、ブラジルでも民間開放の為の法整備が整ってきているという。
(画像はニュースリリースより)
ポルトガル大手を買収
AGS社はポルトガルで16社、ブラジルで3社を傘下に持ち、約150万人に上下水処理サービスを提供しているポルトガル最大手の水事業会社の1つだ。
丸紅とINCJは、AGS社の全株式を、スペイン大手建設会社サシル・バジェエルモッソ社傘下のポルトガル子会社ソマグ・アンビエンテ社より買収。
買収後の出資比率は、丸紅・INCJそれぞれ50%で、ポルトガル・ブラジルにおける、日本企業で初めての水事業への参画となる。
世界のトッププレイヤーに
丸紅は、チリ、フィリピンなど、南米・アジア地域において上下水のフルコンセッション事業を行っている。
今後、これら世界各国での事業経験による豊富なノウハウを活かし、欧州地域やブラジル国内のみならず、南米やアフリカ地域への更なる事業拡大を目指す。
▼外部リンク
丸紅・ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/ags.pdf
産業革新機構・ホームページ
http://www.incj.co.jp/