燃料電池発電システムを導入
慶應義塾大学とソフトバンクグループで発電事業を行うBloom Energy Japanは、6月17日、「Bloom エナジーサーバー」を慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスデルタ館に設置し、同日より営業運転を開始したことを発表した。
デルタ館は最も先進の研究施設だが、最大のリスクは停電だ。今回の導入で、電源が多重化されることにより、重要な施設の安定した運用を図ることができるという。
(画像はプレスリリースより)
Bloom エナジーサーバー概要
「Bloom エナジーサーバー」は、クリーンで高効率な業務用・産業用燃料電池発電システムで、都市ガスやバイオガスを燃料とし、発電効率60%超の固体酸化物形燃料電池である。
今回導入したBloom エナジーサーバー出力規模は200kW。1年を通してデルタ館および隣接の大学院棟τ館(以下「タウ館」)の電力需要の90%以上を賄うことができるという。
なお、CO2排出量はデルタ館およびタウ館で33%以上、湘南藤沢キャンパス全体では5.5%以上削減可能だ。
今後の予定
慶應義塾大学は今後、Bloom Energy Japanとともに直流電源の活用を検討し、さらなるCO2削減へ寄与していく。
一方、Bloom Energy Japanは、「Bloom エナジーサーバー」で発電する電力の販売を通じ、日本国内における電力の安定供給に努め、経済発展に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
慶應義塾大学・プレスリリース
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2014/
Bloom Energy Japan・ホームページ
http://www.bloomenergy.co.jp/