最新鋭機運転開始
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は6月6日、韓国MPC栗村の栗村発電所に納入した最新鋭のM501J形ガスタービンが、コンバインドサイクル運転を開始し、順調な継続運転に入ったことを発表した。
この最新鋭機は2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大しており、現在10基は営業運転を開始しているという。
(画像はニュース/新着情報より)
J形タービンでは海外初
栗村発電所は、MPC栗村が全羅南道に建設した総出力94万6,300キロワットのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電所だ。
2013年、ガスタービンのみで発電するシンプルサイクル運転を開始しているが、今回のJ形ガスタービンによるコンバインドサイクル運転開始は海外では初めてだという。
なおM501J形ガスタービンはこのGTCC発電設備の中核機器で、MHPS独自技術により開発した60ヘルツ機。タービン入り口温度1,600℃を達成したことにより、世界最高水準の高効率運転を実現可能にした。
資源の有効活用に貢献
GTCC発電は、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電設備。J形ガスタービンを用いることで、CO2排出量を従来の石炭焚き火力発電より約50パーセント削減することができるという。
MHPSはこれからも最新鋭機であるJ形ガスタービンの受注拡大をめざし、環境負荷低減に寄与していく。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ・ニュース/新着情報
http://www.mhps.com/news/20140606.html