日本企業初
丸紅は、6月2日、カンボジアにて発電事業ならびに送電事業へ参画することを発表した。
これは、日本企業にとって初めてのカンボジアにおける電力事業案件になるという。
(画像はニュースリリースより)
両社の協業方針合致
丸紅は、マレーシアのHNG Capital傘下で、カンボジアにて100MWの石炭火力発電所を保有・運営する「CEL社」と送変電設備を保有・運営する「CTL社」双方の持株会社の株式20%を取得することで合意、株式売買契約を締結した。
一方、HNG Capitalを持株会社とするLeaderグループは、マレーシア及び東南アジアに於ける大手送電ケーブルメーカーで、カンボジアでは発電事業の草分け的存在だ。
今回、カンボジア電力市場進出を目指す丸紅と、さらなる操業能力強化を図りたいLeaderグループとの協業方針が合致し、事業参画が実現したという。
電力事業から新市場へ
丸紅は、これまでの電力事業での経験を活かし、カンボジアにおける電力の安定供給、送電線網を活用したメコン川流域への電力供給をすることで同国の発展に寄与していく。
また、今後も需要の伸長が見込まれるカンボジアにて、新市場への事業参画も視野に入れ、事業拡大を目指す構えだ。
▼外部リンク
丸紅・ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/00046.html