韓国の大林産業と共同で
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、6月2日、韓国の大林産業と共同で、フィリピンのパグビラオ発電所3号機向け石炭火力発電設備をフルターンキー契約で受注したことを発表した。
なお、このプロジェクトの事業会社であるパグビラオエナジー社は、丸紅と東京電力の折半出資発電事業会社であるティームエナジー社と、現地のスペイン系大手発電事業会社あるアボイティスパワー社の折半出資事業会社である。
(画像はニュースより)
受注概要
パグビラオ発電所3号機は、ルソン島南部のケソン州パグビラオに、既設の1、2号機に隣接して建設される。
MHPSは石炭火力発電設備のボイラー、タービン、発電機などの主要機器と、制御システム、排煙脱硫装置などを製作・供給・調達するほか、試運転などを実施する。
一方、大林産業は、石炭運搬・灰処理設備や周辺機器などの供給と土建・据付工事を担当するという。
なお、石炭火力発電設備の出力は42万キロワット、燃料は亜瀝青炭を使用するとし、運転開始は2017年11月の予定だ。
トップを目指す
MHPSは、今回受注したプロジェクトを遂行することで、高い経済成長に伴うフィリピン国内の電力需要に貢献していく。
また、今後も、火力発電システム分野のトップを目指して積極的な営業活動を展開していく構えだ。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ・ニュース
http://www.mhps.com/news/20140602.html