香港で建設騒音を防ぐシンポ開催
技研製作所は、5月28日、香港特別行政区政府環境保護署からの要請をうけ、建設騒音を発生させない圧入工法の優位性を示すプレゼンテーションを5月8日に実施したことを発表した。
このシンポジウムでは、イギリス、フランス、日本、香港から専門家が集まり、欧州での建設騒音に対する最新のマネジメント情報や、日本の革新的な低騒音施工技術、香港での騒音対策例などを紹介しあったという。
(画像はニュースリリースより)
香港でも活用できる技術を発表
建設騒音の元凶ともいわれる杭打ち工事の分野から、技研製作所の圧入工法とサイレントパイラーが、「低騒音施工技術」として香港政府機関より選ばれ、今回発表を要請されたとしている。
なお、同社は、騒音が発生しない圧入原理のメカニズムと優位性、圧入原理にもとづき開発した圧入機サイレントパイラーの環境特性、香港の硬質な地盤にも適用できる「ジャイロプレス工法」「硬質地盤クリア工法」などについて発表したという。
今後の期待
香港では、2007年より都市開発などを盛り込んだ「10大インフラ・プロジェクト」が政府主導で進められている。しかし、市街地では建設騒音が問題視されており、今回初めて建設騒音に特化したシンポジウムが開催された。
技研製作所では、今回のシンポジウムをきっかけに、香港での建設騒音に対する最新マネジメント手法と低騒音施工技術の導入の需要拡大に努めていく。
▼外部リンク
技研製作所・ニュースリリース
http://www.giken.com/ja/news/release/GKN14NW004JA