植物工場の高度な稼働状況管理を実現
日立製作所(以下、日立)は、「植物工場生産支援クラウドサービス」を開発し、6月1日より提供を開始することを発表した。
植物の生育環境を制御し、生産する植物の高品質化と生産性の向上をめざす本格的な植物工場向けのサービスで、価格は月々18,000円だ。
(画像はニュースリリースより)
植物工場生産支援クラウドサービス概要
近年、農業従事者の減少や、異常気象などの理由により、野菜などの植物の計画的な生産が求められ、施設内での植物工場にて効率的にかつ安定的に栽培するシステムのニーズが高まっている。
新サービスは、植物工場内の光、温度、湿度、二酸化炭素濃度などの生育環境のデータや細霧冷房などの栽培設備の制御データを、日立独自のデータ収集・制御装置に収集することで、リアルタイムで見える化し、生育環境や栽培設備の遠隔での制御も可能にする。
さらに、収集したすべてのデータを、データベースに蓄積し、BIツールを活用することにより、生産管理や経営視点での意思決定をサポートするという。
農業支援サービスを拡充
日立は、新たに提供を開始した「植物工場生産支援クラウドサービス」を中心に、農業分野向けソリューションの開発、提供を推進していく。
また、生育のシミュレーションサービスなどを追加し、中小規模の施設園芸向けにもサービスを拡充することで、農業生産の安定化や新たな業態の創出を行う取り組みに貢献していく構えだ。
▼外部リンク
日立製作所・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/