風力発電向けの風計測ライダを開発
三菱電機は、5月28日、風力発電所設置時の発電量の予測精度を向上させる風計測ライダを開発したことを発表した。
なお、6月中にライダの製品化を予定している。
(画像はニュースリリースより)
風計測ライダの特長
新開発されたライダは、レーザー光により地上から上空風を遠隔観測し、風車のローター面を含む全高度の風を計測。風車の発電量の予測精度誤差1%以下を実現した。
省エネ・小型化により、運用負荷低減・コストの大幅削減に貢献。耐水性や耐温性に優れ、耐動揺性もあるため、浮体式洋上風力発電への活用もできる。
さらに、オランダエネルギー研究センターでの第三者評価試験において、風力事業への導入基準をクリアすることが認められ、欧州を代表する洋上風力研究開発プロジェクトNORSEWInDでも要求されているライダの仕様条件をクリアしたという。
世界需要に向けグローバル展開
国際エネルギー機関ではライダの国際標準化に向けた動きも本格化していることから、三菱電機では、世界中で高まる風計測ライダ導入ニーズに応えていきたいとしている。
また、再生エネルギー分野における事業のグローバル展開を図っていく構えだ。
▼外部リンク
三菱電機・ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/