低炭素型コンクリート「クリーンクリート」
大林組は5月26日、グランドプリンスホテル赤坂跡地の開発計画(紀尾井町プロジェクト)の「住宅棟」に、低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を適用すると発表した。
「クリーンクリート」は原料の一部に、二酸化炭素排出量の少ない高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの産業副産物が使われている。低炭素型社会への貢献と同時に、産業廃棄物の有効活用が期待できるコンクリートとして注目される。
(画像はプレスリリースより)
CO2排出量を約68%削減
今回の工事の名称は「(仮称)紀尾井町計画住宅棟新築工事」。地上5~24階、135戸からなる賃貸住宅棟の、基礎部約6,000立方メートルに「クリーンクリート」を適用する。
「クリーンクリート」が排出する二酸化炭素の量は、1立方メートルあたりおよそ90キログラム。通常のコンクリートが輩出する二酸化炭素の量と比較すると、約68%の削減が可能となる。
紀尾井町プロジェクトは、西武プロパティーズが事業主となって、ホテル・オフィス棟と住宅棟を建設するを大規模開発工事。「環境」、「防災」、「施設スペック」の充実に力を入れ、周辺環境に優しく、災害に強い複合施設を目指す。
▼外部リンク
株式会社大林組のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20140526_01