富士フイルム、光を電気エネルギーに効率的に変換する技術を量子ドット薄膜で実現

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富士フイルム、光を電気エネルギーに効率的に変換する技術を量子ドット薄膜で実現

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2014年05月28日 16:00

富士フイルムがもつ銀塩写真分野で培った技術を応用
富士フイルム株式会社(東京都港区)は2014年5月16日、数ナノメートルから数十ナノメートルと言われる、微細な半導体結晶の集合体「量子ドット薄膜」の制御方法を確立することで、光を効率的に電気へ変換することに成功したと発表した。

(画像はニュースリリースより)

京都大学化学研究所の金光義彦教授との共同研究によるもの。量子ドットは元々、光を照射すると色違いの光を発したり、電気を発生したりする特性をもつが、この特性をさらに活かすため、量子ドットの集合体を薄い膜状にして光デバイスに応用する研究が進められている。

しかし、量子ドットの重要な性質である、MEG(マルチエキシトン生成)効果によって生成された電子は、オージェ再結合現象により、瞬時に1つの電子に戻ってしまう。

実証された技術は次世代の太陽電池などに利用
今回、MEG効果を電流として効率よく転換するため、富士フイルムがもつ銀塩写真分野で培ったナノ粒子表面修飾技術を応用し、一般的な量子ドット薄膜の配位子をドット間の相互作用を高める分子に置換した、量子ドット薄膜を形成。

これにより、ドット間の電気伝導度を約7ケタ向上させることに成功。すでにMEG効果が報告されている分子を使用した量子ドット薄膜と比較しても約1ケタの向上を確認した。

今回実証したこの技術は、量子ドットを用いた次世代の塗布型エレクトロニクス分野における基盤技術として、太陽電池や光検出器、薄膜トランジスタなど、さまざまな用途が期待される。


▼外部リンク

光エネルギーの効率的な電気エネルギーへの変換を量子ドット薄膜で実現 量子ドット間の距離の精密制御に成功 : ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0876.html

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