新日鉄住金エンジニアリング、Tenova HYL及びDanieli&Cの3社は、Tenova HYL及びDanieliが保有している天然ガスベースのENERGIRON直接還元鉄技術と、新日鉄住金エンジニアリングが保有する高炉設備技術及び合成ガス化技術とを組み合わせることによって、販売を行う為の戦略的提携を締結したと発表した。
新日鉄住金エンジニアリング、Tenova HYL及びDanieli & Cの戦略的提携によって、ENERGIRON直接還元鉄技術が提供してきた直接還元鉄の高い生産性やメリット、環境負荷の低減といったような付加価値を高めていく。
(画像はプレスリリースより)
ENERGIRON直接還元鉄技術と高炉設備を組み合わせることによって、高カーボン含有率と還元率最適化を行ったENERGIRON製DRIを高炉に投入する。それによって従来のDRI高炉投入と比較すると、大幅な溶銑コストの削減を行える。
戦略的提携はENERGIRON直接還元鉄プラント、高炉設備、合成ガス化技術においての高度な専門性を組み合わせた共同開発を行っていく。
これによって生産性の向上と操業コストを削減すると共に、CO2削減や設備投資額を低減できる新鉄源技術を創り出していく。
ENERGIRON直接還元鉄技術と高効率石炭ガス化技術、製鉄所内副生ガス有効活用技術というような合成ガス化技術を最適に組み合わせることによって、ENERGIRON直接還元鉄プラントを天然ガス産出がない地域へ拡販していく。
なお本戦略的提携は、これまでのENERGIRON直接還元鉄プラント高炉一貫製鉄会社への共同マーケティングも対象だ。
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/219