温泉バイナリー発電設備を受注
JFEエンジニアリングは、5月22日、つちゆ温泉エナジーより発電端出力400キロワットの温泉バイナリー発電設備の設計・建設を受注したことを発表した。
なお、このプロジェクトでは、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)により、借り入れ調達する事業資金の80%が債務保証される計画で、JOGMECにとって、初の地熱発電の債務保証対象事業となる。
(画像はニュースリリースより)
工事概要
(仮)土湯温泉16号源泉バイナリー発電設備建設工事は、福島県福島市土湯温泉地区にて発電端400キロワット、送電端350キロワットを有する水冷式バイナリー方式発電設備を設置するもので、建設期間は平成26年7月~平成27年6月を予定している。
今回受注した業務は、地下から噴出する蒸気・熱水で低沸点媒体を蒸発させ、タービンを駆動する温泉バイナリー発電システムの建設工事で、業務提携先である米国のオーマット・テクノロジーズ社製のバイナリー発電システムを適用するという。
復興へ尽力
東日本大震災後、土湯温泉町では、「自然エネルギーにより温泉街の魅力を高める」という方針のもと、復興に向けた様々な取り組みを実施しており、JFEエンジニアリングも温泉発電について、温泉協同組合などと検討を重ねてきた。
今後も、被災地の復興再生ならびに国内各地の地域活性化に貢献するべく、地熱を活用したバイナリー発電設備の提供をしていく。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング・ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20140522091138.html