平成25年「労働災害発生状況」
厚生労働省は5月16日、平成25年の労働災害発生状況を公表した。
厚生労働省の調査によると死亡災害、死傷災害、重大災害の発生件数が、いずれも4年ぶりに前年を下回った。
とはいえ、建設業での労働災害はいまだ多い。平成25年に起こった死亡事故は342人。前年より25人(6.8%)減少したものの、死亡災害が最も多い業種となっている。このうち、足場などからの「墜落・転落」による災害が266人を占める。
また、死傷者数でも3番目に多い業種となっている。平成25年に建設業で起こった死傷者災害(死亡・休業4日以上)は17,189人で、前年より116人増加した。
(画像は、厚生労働省の報道発表資料より)
「第12次労働災害防止計画」で労災防止事業を推進
厚生労働省は昨年度から「第12次労働災害防止計画」をスタートさせ、労働災害対策への取り組み強化している。
特に6月1日~30日の全国安全週間準備月間と、7月1日~7日の全国安全週間には、労働災害防止活動を積極的に実施し、「働くことで生命が脅かされたり、健康が損なわれるようなことは、本来あってはならない」のスローガンのもと、労働災害撲滅を目指す。
▼外部リンク
厚生労働省の報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000046019.html