超情報化シティを目指すICT戦略
総務省は5月13日、「スマート・ジャパンICT戦略」の骨子を公表した。
国内戦略として「ICT成長戦略II」を、国外戦略として「ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ」を掲げ、内外双方に対するICT戦略をまとめたものだ。
「ICT成長戦略II」は、昨年7月に公表された「ICT成長戦略」の第二弾。コンピュータやインターネットを利用した情報通信システム技術ICTを基盤としたプラットフォームを基に、ICT街づくりなどを国内で展開していく。
現在、27件の地域実証プロジェクトを行っているが、実装化を目指し、2018年をめどに普及展開を進める。
東京オリンピック・パラリンピックに向けた施設や都市づくり、災害に強い街づくり、地域活性化など、多岐にわたる課題解決に向けて、ICTスマートタウンの早期実現を目指す。
(画像は、「スマート・ジャパンICT戦略」骨子より)
国際競争力を高め、世界のICTリーダーへ
「ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ」は、住友商事相談役の岡 素之氏が座長を務める「ICT国際競争力強化・国際展開に関する懇談会」で検討された内容を踏まえたもの。
ICT関連輸出高の目標として、2020年までに現在の約5倍となる17兆5,000億円を掲げた。
また、災害などが発生した場合の情報を、速やかに伝達するG空間構築にも力を入れる。G空間関連市場を2020年度には、現在の約3倍となる62兆円にまで成長させたい考えだ。
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