建材一体型太陽光発電システムを開発
三井住友建設株式会社は、「太陽光発電による創エネルギー技術」と、「自然通風と採暖による省エネルギー技術」を合わせた建材一体型太陽光発電システムを開発、自社施設に導入したと発表した。
「太陽光発電による創エネルギー技術」は、装置を使って積極的に太陽エネルギーを活用する方法。「自然通風と採暖による省エネルギー技術」は装置を用いることなく能動的に太陽エネルギーを利用する方法。
(画像はプレスリリースより)
夏と冬、それぞれ合わせたスタイルに
三井住友建設株式会社では外壁面において建材一体型太陽光発電システムの開発に取り組んでおり、施工と導入効果について検証を実施してきた。
このシステムは、「汎用的な太陽電池モジュールとデザインパネルで構成される外装」と、「設置角度が可変できる太陽電池ユニット」で構成。
可変ユニットを外壁の最下段と最上段に設置。太陽の高度に合わせて発電量が最も大きくなるように角度を調整する。
夏は可変ユニットを開放し、自然の通風によって外装ユニット裏面の温度上昇を抑制。発電効率を向上させ外壁からくる冷房負荷のピーク値を削減する。
冬は可変ユニットを下段のみ開放し、外装太陽電池裏面にて暖められた空気を室内に導入することによって、暖房負荷を約48%削減する。
▼外部リンク
三井住友建設株式会社 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/05098024/