TOYO初、トルクメニスタンでの受注
東洋エンジニアリング(以下、TOYO)は、5月12日、トルクメニスタン国営ガス会社向けの大型ガス化学コンプレックスを受注したことを発表した。
トルクメニスタンにおいて、TOYO初の受注となり、このプロジェクトは、韓国の現代エンジニアリング、現代建設及びLGインターナショナルとの協業で遂行される。
なお、完成は2018年を予定しているという。
(画像は東洋エンジニアリングのホームページ)
受注概要
この設備はトルクメニスタン西部のバルカン州に建設され、カスピ海沿岸で産出される天然ガスを原料に、エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンを製造するものだ。
このプロジェクトにおけるTOYOの担当は、年間50億立方メートルのガスを処理するガス分離設備、年産40万トンのエチレンを製造する設備、年産8万トンのポリプロピレンを製造する設備に関する設計、機器資材の調達及び試運転である。
なお、ガス分離設備に関しては、TOYOの技術で、エタン、LPGを効率よく回収できるCOREFLUX(R)のライセンスを提供していくという。
案件獲得を目指す
トルクメニスタンでは今後も石油・ガス分野における新たなプラント投資が見込まれている。
TOYOは天然ガス等の輸出で、高い経済成長率を維持している同国の経済発展に貢献するだけでなく、ロシア地域での受注拡大を目指す構えだ。
▼外部リンク
東洋エンジニアリング・ニュース
http://www.toyo-eng.co.jp/