製品ラインアップの拡充とグローバル展開加速が狙い
三菱重工業(東京都港区)は2014年5月7日、ドイツのシーメンス社(Siemens AG)と製鉄機械の合弁会社を設立すると発表した。2015年1月設立の予定。
(画像はニュースリリースより)
連結グループ会社である三菱日立製鉄機械株式会社と、シーメンスグループ会社がドイツ、オーストリア、米国などにもつ製鉄事業を分割・集約する。
2000年10月に同社と日立の合弁会社として発足した三菱日立製鉄機械は、2013年10月にIHIメタルテック株式会社との圧延機分野における事業統合を完了し、連続鋳造、熱・冷間圧延、条鋼圧延から、連続焼鈍・亜鉛めっき設備までの製品供給が可能となっている。
顧客に対し、より付加価値の高い製品を提供
今回、シーメンスと合弁会社を設立することで、最上流の高炉・電炉設備が加わることとなり、製品ラインアップが拡充され、全製鉄プロセスでの製品供給能力を高めるのが狙い。
また、得意地域の補完効果によって、アジア、欧州、ロシア、北中南米、アフリカなど、全世界での事業展開も加速。さらに、両社がもつプロジェクトマネジメントノウハウ、サービス事業ノウハウを活用し、事業機会の拡大をはかっていく。
▼外部リンク
三菱重工/独シーメンス社と製鉄機械の合弁会社を設立
http://www.mhi.co.jp/news/story/1405075522.html