株式会社小松製作所(以下:コマツ)は1日、中型油圧ショベル「PC128US-10」および「PC138US-10」を発売した。
これは、特定特殊自動車排出ガスのNOx(窒素酸化物)や、PM(粒子状物質)排出量を規制した「オフロード法2011年」の基準に適合したもの。同社の最新技術による新世代エンジン搭載で、基準となる排出ガスの大幅低減に成功した。
また、機体を総合的に制御する「トータルビークルコントロール」の進化で、生産性と燃費性能ともに高いレベルを達成。燃料消費量も従来の機体に比べ、7%低減したという。
(画像はプレスリリースより)
新発売の中型油圧ショベルは、安全性にも配慮している。
従来機と同様、油圧ショベル転倒時に運転者を保護する構造の「ROPSキャブ」を装備。そして、新たに点検・整備中の落下事故を防止する「落下防止用ハンドレール」と、盗難防止対策として「IDキー」も採用した。
さらに、鮮明な大画面の「高精彩7インチLCDモニタ」を搭載。「エコガイダンス」や、運転中の燃料消費率を示す「エコゲージ」が表示され、省エネ運転を可能にしている。
保証については、特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車のための、新たなサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」を提供する。これは、無償と有償のプログラムで構成される。
無償プログラムは、従来の1年保証に、次の2項目が加えられた。
(2)エンジンのオイル・フィルタ交換(500時間毎に4回)の無償メンテナンス
(引用:コマツ ニュースリリースより)
コマツは、「PC128US-10」「PC138US-10」2機種合わせて、国内のみで年間2,500台の販売を目指すという。
▼外部リンク
中型油圧ショベル「PC128US/138US-10」を新発売
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株式会社小松製作所
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