東海ゴム工業株式会社(以下:東海ゴム)は、25日、同社グループの海外拠点で、中国天津市の東海化成(天津)汽車部品有限公司(以下:TCT)において、新工場が完成したことを発表した。
TCTは、東海ゴムグループの子会社で、ウレタン発泡技術を用いた事業を展開する東海化成工業株式会社(以下:TCI)が、2004年に設立。自動車の制遮音材や内装品の製造・販売を行ってきた。今年はちょうど設立10周年の節目に当たる。
(画像はプレスリリースより)
新工場は、これまでの日系自動車メーカーだけでなく、現地の自動車メーカーに製品を供給すべく、2012年12月に着工。すでに、2014年3月より量産を開始している。
TCTが製造・販売するのは、運転時の静粛性を高めるエンジンカバー等の制遮音材や、ヘッドレスト、アームレストなどの内装品。2015年度には、新工場だけで従業員数約450名を予定し、約25億4,000万円(1人民元=16.4円で換算)の売り上げを目指す。
当地では、TCTの新工場完成と設立10周年を祝う式典を開催。政府や取引先自動車メーカー等の関係者ら、約70名が出席した。
(画像はプレスリリースより)
東海ゴムグループのウレタン事業は、TCIグループが保有する岐阜県可児市御嵩町の本社工場と、神奈川県綾瀬市・大分県豊後高田市の製造拠点、および、東海ゴム工業の米国・タイ・ポーランドの各拠点、中国のTCTで展開している。
同社は、今回のTCT新工場完成により、これまで構築してきた世界の自動車市場における製品供給態勢と事業基盤を一層強化。今後、グローバルサプライヤーとしての地位を確立していきたいとしている。
▼外部リンク
中国・天津の自動車用品製造会社で新工場が完成
https://www.sumitomoriko.co.jp/pressrelease/2014/n51910105.pdf
住友理工株式会社(旧:東海ゴム工業株式会社)
https://www.sumitomoriko.co.jp/