新日鐵住金株式会社(以下:新日鐵住金)は、25日、同社の戦略商品である高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ」を、タイにおいて生産することを決定した。
新日鐵住金は、豪州BlueScope Steel Limited社と50%ずつを出資して設立したNS BlueScope Coated Products社で、東南アジア・米国の建材薄板事業を展開している。
タイのラヨーン県には、その傘下となるNS BlueScope(Thailand)社があり、この第2溶融亜鉛めっきラインを改造し、2015年第3クオーターを目処にスーパーダイマの現地生産を開始する運びとなった。
(画像はプレスリリースより)
スーパーダイマは、新日鐵住金の独自戦略商品。表面のめっき層が、主成分の亜鉛、約11%のアルミニウム、約3%のマグネシウムおよび微量のシリコンからなる鋼板。
従来の溶融亜鉛めっき鋼板と比べて、さびにくく、加工性が良いなどの特徴を持つ。そのため、コスト低減や工期短縮が期待できる商品だ。
今回のスーパーダイマのタイ現地生産化にあたっては、NS BlueScope (Thailand)社の第2溶融亜鉛めっきラインに約30億円が投資され、めっきポット改造、クロメートフリー対応設備の設置等が行われる。
これによって、新日鐵住金は、世界市場における家電および建材薄板分野のニーズへの対応力を強化し、更に付加価値が高い商品やサービスを展開していく構えだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
タイにおけるスーパーダイマの現地生産化について
http://www.nssmc.com/news/20140425_100.html
新日鐵住金 スーパーダイマ
http://www.nssmc.com/product/superdyma/
新日鐵住金株式会社
http://www.nssmc.com/index.html