火力発電所向けの蒸気タービン2基を受注
東芝は、4月24日、スペインのイソルクス社から、メキシコのアルタミラ火力発電所向けの蒸気タービン2基を受注したことを発表した。
同発電所は現在、メキシコ電力庁が機器交換・更新工事を進めているところで、蒸気タービンは2016年から順次納入していく計画だ。
なお、同発電所の商業運転開始は2017年4月を予定しているという。
(画像はプレスリリースより)
受注の概要
メキシコでは、火力発電が主力の発電方式で、発電設備容量の70%以上を担い、今後も火力発電における燃料源の多様化・高効率化が求められている。
アルタミラ火力発電所更新工事で今回、東芝が信頼と実績を評価されて納入するのは、165MWの蒸気タービン2基とその周辺制御装置。
発電所が従来の石油から石油コークス焚きへと燃料切り替えを実施するのに伴い、蒸気タービン関連機器について更新・改良を行い、高効率化を目指すものだ。
火力発電事業の拡大へ
東芝は、北米市場において90台以上の蒸気タービン発電機を納入し、メキシコにおいても、23台の納入実績がある。
これまでの豊富な実績をいかし、今後も北米やメキシコだけでなく中南米において、火力発電事業の拡大に努めていく構えだ。
▼外部リンク
東芝・プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_04/pr_j2401.htm