梁型・柱型のない住空間を実現する“Sulatto 3 Neo”を開発/三井住友建設

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梁型・柱型のない住空間を実現する“Sulatto 3 Neo”を開発/三井住友建設

2014年04月24日 19:00

常識を覆す画期的新工法

三井住友建設株式会社(東京都中央区、社長:則久 芳行)は、このほどマンション室内の梁型・柱型をなくした免震高層板状マンション“Sulatto 3 Neo(スラット3ネオ)”を開発したと発表した。

“Sulatto 3 Neo”は、建物を支えていた柱と梁による構造フレームを根本的に見直し、従来のステレオタイプを打ち破る工法だ。

つまり、共用廊下側は壁と床で構成する同社オリジナル「Neoフレーム」、バルコニー側は構造体を中心部の複数戸にわたる一部分に集約した「グリッドフレーム」をそれぞれ配置。さらに、それぞれの戸境壁には梁内蔵連想耐震壁を採用して両側から支える仕様で、住戸全体での梁型のない空間を実現できた。

この工法の適用は、20階程度の超高層板状マンションを想定しているという。

(画像はプレスリリースより)

新工法の特徴

“Sulatto 3 Neo”の特徴は、家具配置のしやすさの劇的向上、換気・採光しながらもプライバシー確保、不具合発生要因がゼロ、というものだ。

具体的には、梁・柱の制限がなくなったことで、住空間内が完全に自由空間となり、隅々まで家具を配置できるなどフリー設計が可能、従来のものに比べ実質的に約1㎡広くなる。さらに、玄関スペースを広げて自転車やフットレストを置くなどゆとりのあるスペースが生まれる。

(画像はプレスリリースより)

次に、梁型がなくなったことで窓の位置を壁上部にハイサイドライトとして設置でき、換気・採光のため窓を開放しながらプライバシーをしっかり確保できる。さらに窓の下にテレビを設置するなどインテリアの配置、住空間活用の利便性が飛躍的に向上する。

(画像はプレスリリースより)

そして、何と言ってもこの工法ならではの共用廊下側のNeoフレーム、バルコニー側の構造体、戸境壁の梁内蔵連想耐震壁のトリプル設計による、住戸一体型の梁型フリー空間が実現したことだ。それに伴い設備配管の梁貫通もなくなり不具合の発生要因からも解放されたことなどである。

同社は、首都圏はじめ全国展開を目標に、従来工法に比べて空間設計性に富み、付加価値の高いこの“Sulatto 3 Neo”の販売促進を積極的に図るという。今後も安全・安心・快適な住まい作りを目指してさらに品質の高い新工法開発も進め、ますますマンション価値向上に貢献していくとの意向だ。

▼外部リンク

 

三井住友建設株式会社 プレスリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/04217907/

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