水力発電事業に初参入
シーテックと中部電力は、4月21日、岐阜県高山市の秋神ダム設備を利用した水力発電事業に関する基本協定を締結したことを発表した。
この基本協定は、シーテックが秋神水力発電所を開発・運営するにあたり、設備の所有・管理区分や、発電に関する管理や運用の基本方針などを定めたものだ。
なお、シーテックが水力発電事業に参入するのは、今回が初めてだという。
(画像はニュースリリースより)
「秋神水力発電所」概要
「秋神水力発電所」は、中部電力の秋神ダム直下に新建設され、ダムの落差と河川環境を維持するための放流水を有効利用した維持流量発電所だ。
具体的には、既設維持放流管から分岐して、発電用水圧鉄管に維持放流水を流し、水車にて発電する仕組みだという。
発電出力は290kWで、年間発電量は、一般家庭約370世帯分相当の約133万kWh、年間約700トンのCO2を削減可能とし、運転開始は2016年度を目指す。
水力発電を推進
今回の開発は小規模な設備建設で済むことから、早期の開発が可能だ。シーテックは地域の人々や関係各所への理解と協力を求めながら建設を進めていく。
水力発電は、再生可能エネルギーの一層の推進につながると位置づけ、今後も一般水力や維持流量発電の開発に貢献していく構えだ。
▼外部リンク
シーテック・ニュースリリース
http://www.ctechcorp.co.jp/
中部電力・ホームページ
http://www.chuden.co.jp/index.html?cid=lg