三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下:MHPS)は、11日、アメリカ・オクラホマ州の公益電力会社GRDAから、最新鋭機のM501J形ガスタービン等を受注したことを発表した。
GRDA社は、石炭焚き火力発電への依存を抑えるために、オクラホマ州タルサの東56㎞の地に、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所の「ショウトウ発電所」を建設する計画。今回、MHPSが受注したガスタービンは、この発電所に供給するものだ。
今年2月1日のMHPS発足以来、初のガスタービン受注。また、最新鋭機の米国向け受注も初めてとなる。
(画像はプレスリリースより)
受注契約は、MHPSの米国拠点・MHPSAを通して実現した。M501J形ガスタービンのほかに、SRT-50形蒸気タービン、発電機も受注している。
ガスタービンと蒸気タービンはMHPSが担当し、ガスタービンはジョージア州にある同社のサバンナ工場で製作する。発電機は三菱電機が手掛ける。
また、今回は、併せて長期メンテナンス契約(LTSA)も締結。2017年3月に予定しているショウトウ発電所の運転開始後、設備の保守・管理、代替部品供給、リモートモニタリングなども行うことになっている。
MHPSの最新鋭機であるJ形ガスタービンは、世界最高水準の発電端熱効率。今回も含め、合計28基の受注実績をもち、うち10基がすでに運転を開始している。
同社は、今後、火力発電システム分野全般にわたるニーズを捉え、グローバル市場において積極的な受注活動を展開していきたいとしている。
▼外部リンク
初の米国向け最新鋭機種 J形ガスタービンを受注
https://www.mhps.com/news/20140411.html
三菱日立パワーシステムズ株式会社
https://www.mhps.com/index.html