環境配慮型次世代オフィス完成
大和ハウス工業は、4月11日、環境配慮型次世代オフィス「大和ハウス富山ビル」が同日竣工したことを発表した。
2020年までに環境負荷ゼロ(運用時のCO2排出量ゼロ)を目指す、「スマートプロジェクト」を推進するにあたり、2013年9月から富山市の割烹「銀鱗」跡地にて、建設を始めたという。
なお、今回のプロジェクトは第10弾として運用を開始していく。
(画像はニュースリリースより)
「大和ハウス富山ビル」の特長
屋上と壁面に24.5kWの太陽光発電システムを設置し、創エネに努める「アクティブコントロール」、壁面緑化のような環境アイテムを設置できる外装フレームなど、自然の力を活かす「パッシブコントロール」を導入。
さらにこの2つのシステムを適正化する「スマートマネジメント」を組み合わせることで、1990年当時のオフィスビルと比較してCO2排出量を約50%削減できる。
また、ピークカット、BCP対策として15kWhのリチウムイオン蓄電池を活用するなど、高効率な環境技術が配備されているのが特長だ。
初の実証事業採択建築物
「大和ハウス富山ビル」は、経済産業省の平成25年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」において、同社にとって初めて採択された、エネルギー消費が差し引きゼロの建築物だ。
大和ハウス工業では、このオフィスビルを今後、ショールームとして活用していくだけでなく、今回採用した省エネルギー性能の高い環境配慮技術を、次世代オフィスの開発に導入していく。
▼外部リンク
大和ハウス工業・ニュースリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/