IHI初、タイでのLNG受け入れ基地の建設
IHIは、4月10日、タイ石油公社傘下のPTTLNG社が推進する、液化天然ガス(LNG)受け入れ基地拡張プロジェクトに係る設計・調達・建設(EPC)業務を韓国のPOSCO Engineering社と共同受注したことを発表した。
両社が受注したEPC業務は、タイのマプタプット工業団地内で行われ、16万キロリットルのLNG貯蔵タンク2基と年産500万トンの再ガス化設備が含まれる。なお、タイでのLNG受け入れ基地建設はIHI初の試みで、2017年の完成を目指すという。
(画像はIHIのホームページ)
IHI、世界最多実績
IHIは1969年、日本で初めてLNG貯蔵タンクを建設した。以来、インドではPetronet LNG社に対して計6基を納入、GSPC LNG社からは2基のLNG貯蔵タンクを受注するなど、数々の実績がある。
さらに、現在、中国の海南島でもLNG受け入れ基地が建設中だ。
これまでに世界各地において、130基以上のLNG貯蔵タンクが建設されている計算となり、このIHIの実績数は世界最多であるという。
今後の見通し
IHIはまずこのEPC業務を計画通りに遂行し、2017年に高品質で完成させることに邁進する。
これを足掛かりに、今後もタイのエネルギー安定供給に貢献していくだけでなく、多数の実績を生かすことで、世界のエネルギー供給に向けて受注活動をしていく。
▼外部リンク
IHI・プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/