設備計画から保全まで、一貫したサービスを提供
4月1日、富士フイルム株式会社(以下:富士フイルム)が100%出資する子会社「富士フイルムエンジニアリング株式会社(以下:富士フイルムエンジニアリング)」が発足した。
新会社は、富士フイルムのR&D統括本部・生産技術センター設計グループと、神奈川工場・保全技術部が行ってきた事業を統合して、神奈川県南足柄市に誕生。今後、工場の生産設備に関する計画立案、設計、保全まで、一貫したサービスを提供する。
富士フイルムが培った技術力を継承
富士フイルムエンジニアリングは、幅広い分野において先端技術をリードする富士フイルムの、製品生産設備に関する技術力の結実として生まれた。
富士フイルムは、製品生産に関し、設備設計から開発、製品量産までを、自社によって担ってきた。そのため、生産プロセス全体の構想力や、設備に関する最適設計力、設備の長期安定稼動を実現する保全技術力などが培われている。
また、各種シミュレーションや劣化診断などの技術も蓄積しており、これらの技術力が新会社に引き継がれることになる。
グループ以外の会社にも展開を
今回、富士フイルムエンジニアリングの発足により、まずは、事業の対象範囲をグループ会社全体に拡大。これによって、生産コストの低減を図り、収益拡大を見込む。
さらには、グループ以外の会社も対象として、設備の設計・保全サービスや技術指導、生産コスト低減などに関するコンサルティングビジネスを展開していきたい考えだ。
▼外部リンク
「富士フイルムエンジニアリング株式会社」を発足
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/
富士フイルム株式会社
http://fujifilm.jp/index.html