国際石油開発帝石(以下、同社)は、4月3日、世界最大の半潜水式海上生産施設「沖合生産・処理施設(以下CPF:Central Processing Facility)」の本格的な組み立て作業を韓国ゴジェにて4月2日より開始したことを発表した。
同社は、オーストラリア イクシスLNGプロジェクトの開発作業をトタール社、東京ガス、大阪ガス、中部電力および東邦ガスとともに進めており、2013年1月より建造・建設に着手してきたという。
(画像はプレスリリースより)
イクシスLNGプロジェクトは、40年間の稼働が見込まれる、世界的にも大規模なLNGプロジェクトだ。
オーストラリアのイクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを液化し、年間840万トンのLNGおよび年間160万トンのLPGとして生産・出荷するだけでなく、FPSO等から日量約10万バレルのコンデンセートを生産・出荷していく。
なお、このCPFは、イクシスガス・コンデンセート田から産出された生産物を、ガスとコンデンセート等に分離する処理等を行う施設で、約150メートル×約110メートルの規模を有する。総排水量は14万トン、日量最大1,657MMscfのガス処理が可能だ。
2015年にはゴジェでの建造作業は終了し、イクシスガス・コンデンセート田へ向けて出航、水深約250メートルの洋上に設置・係留されるという。
同社は、このプロジェクトを成功させるため、オーストラリア関係者だけでなく、地域の人々の協力と理解を得たいとしている。
2016年の生産開始に向け、今後も引き続き開発作業を進めていく。
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国際石油開発帝石・プレスリリース
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