株式会社大気社(東京都新宿区、社長:上山悟)は、4月8日(火)から4月11日(金)の4日間、シンガポールで最大級の巨大展示場、Singapore EXPOで催される『food and Hotel Asia 2014』に出展すると発表した。
『food and Hotel Asia 2014』は、食品関連業界を対象とするアジア最大級の展示会で、1978年にホテルのパーキングで催された小さな交易展示会を発祥とする伝統あるイベントだ。今やアジアにとどまらず、広く95の国々や地域から64,000 人もの出席者が訪れる。
同社が出展するのはSingapore EXPO HALL9 Japan Pavilion 9K3-08ブース、展示されるのはオリジナル製品『大気 グリーン・ファーム』だ。展示ブースでは小型の栽培ユニットや解説パネルを展示。結球(玉)レタスの安定量産できる仕組みについて紹介する予定だ。
『グリーン・ファーム』の仕組みは、高効率反射板を用いて蛍光灯の光を高照度で効率的に植物に与え、多段式の水耕ベッドで養液を濃度制御しながら供給し、空調システムによる局所均一空調で室内に多段設置された栽培棚の温度を均一に保つ、というものだ。
整った環境の中で最適条件での栽培が可能なため露地物に比べて栄養価も高く、しかも完全無農薬栽培のため安全、かつクリーン環境内栽培のため露地物より生菌数が圧倒的に少なく衛生的だ。
季節や天候に左右されず大量の野菜の計画的安定供給が可能となり、独自の空調システムで管理された多段栽培(最大12段)で収穫性も見込める。照射効率が高く局所均一空調で省エネが可能ゆえに安価な夜間電力もフル活用できることで低コストを実現した。
このように完全人工光植物工場として結球レタスの安定量産が可能-つまり、1年365日四六時中、安定的・効率的・衛生的に低コストで大量に高品質なレタスを1個丸ごと栽培できるのは、唯一この『グリーン・ファーム』だけ、ということだ。
同社は、この唯一の強みを活かして今後、外食産業やコンビニベンダー、農業法人、新規植物工場事業の展開を検討中の企業向けに積極的に受注活動を実施する考えだ。
これを機に、海外でのニーズも吸収し海外市場でのPRや開拓に力を入れるとともに、イスラム圏での販売を視野に入れたハラル認証(イスラム教徒の律法に則った食品であることの証明)の取得についても取り組む姿勢だ。
▼外部リンク
株式会社大気社 プレスリリース
http://www.taikisha.co.jp/corporate/news/20140327.pdf
Food and Hotel Asia 2014
http://foodnhotelasia.com/