植物工場を販売
三菱化学は、3月26日、植物工場システムを阪神電気鉄道(以下、阪神電鉄)に販売したことを発表した。
この植物工場システムでは、ベビーリーフが栽培でき、収穫されたものは、阪神電鉄のネットワークを活用し、系列のデパート、ホテル等に販売されるという。
なお、工場は3月中に竣工し、4月から出荷開始予定だ。
(画像はニュースリリースより)
日照りがなくても安心
阪神電鉄は、鉄道高架下に、「阪神野菜試験栽培所」を設置する取り組みを行っている。尼崎センタープール前駅高架下に新たな栽培所を設置する計画があり、今回、三菱化学の植物工場が1部採用された。
この植物工場は、LED照明や蛍光灯によって植物の光合成を促す完全人工光型の植物工場。日照りのないところで栽培をするのに最適だ。工場内部の温度設定は一定に保たれ、水耕栽培により、無農薬、新鮮、安心な野菜を育てることができる。
次世代アグリビジネスへ
今後も、三菱ケミカルホールディングスグループの技術を結集し、次世代アグリビジネスを積極展開していきたい構えだ。
また、植物工場システムの設計から栽培指導、メンテナンスを一括で手掛けることで安全・安心な植物工場産の野菜を提供していきたいとしている。
▼外部リンク
三菱化学ニュースリリース
http://www.m-kagaku.co.jp/