JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岸本純幸)と、そのグループ会社であるJファーム苫小牧株式会社は、二社が経営するスマートアグリ生産プラントの起工式を3月18日、北海道苫小牧市で執り行った。
式典には橋本聖子参議院議員や岩倉博文苫小牧市長はじめ、来賓や関係者約100名が出席し、工事の安全と事業の発展を祈念したとのことだ。
(画像はプレスリリースより)
このスマートアグリ生産プラントは、昨年10月にJFEエンジニアリングがスマートアグリ事業部を発足させたことに伴い、その事業第一弾として着手したものだ。
プラント完成後は、株式会社アド・ワン・ファーム(本社:札幌市中央区、社長:宮本有也)とJFEエンジニアリング株式会社が、共同設立するJファーム苫小牧株式会社に技術提供する形で生産事業を行い、トマトやベビーリーフの収穫、出荷、販売までを一括運営する予定だ。
JFEエンジニアリングではオランダ型の高栽培制御システム、国内初となる大規模トリジェネレーションシステムを採用した生産プラントによる農業ビジネスへの参入を決定した。
いずれの業界でも、安定収益確保や顧客ニーズの多様化に応える形での異業種間コラボレーション、コアビジネスの延長として取り扱いドメインを拡大する動きが盛んだ。
この事業が成功すれば、三社の収益確保と苫小牧市の税収増に貢献できるだけにその期待は大きい。
なお、この生産プラント建設は苫小牧市・苫東工業団地にて同日着工、今年8月の完成を目指す。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20140318131221.html
農業生産法人 株式会社アド・ワン・ファーム
http://a-o.co.jp/5p.html
説明資料「JFEスマートアグリ事業のご紹介」
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/pdf/20140318.pdf